ケトン体 まとめ

以下詳細

 

1.ブドウ糖に変わる第二のエネルギー

 →脳がエネルギー源ブドウ糖を使えないときに(アルツハイマー、糖不足)、

  肝臓で作られるケトン体がエネルギーとして代謝

  脳内でケトン体がアセチルCoAに変換されてTCA回路としてATP合成。

  (絶食時には脳で利用されるエネルギーの60%はケトン体)

 

2.ケトン体は、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称

 →糖尿病や糖質不足の時はアセチルCoAが大量生産され、

  TCA回路で消費されない分がケトン体として体内に産出

  しかし、ケトン体が多くなるとケトアシドーシスとなり危険。 

  (糖尿病による不調の本質はこれにより体内が酸性に傾くことによる。)

 

3。糖が体に十分あるときはケトン体は作られにくい

 →直接肝臓に運ばれるMCTはLCTより十倍ほどのケトン体生成量

  MCTは運動する人にとってエネルギー源(脳をよく使う人も)

 

4.MCTは記憶力の低下を抑制する可能性

 →ブドウ糖をうまく使えないアルツハイマー病の人を対象に実験。

  記憶力増大=ケトン体をエネルギーとして使用したことを示唆